歯科衛生士による定期メインテナンス(プロフェッショナルケア)

三阪歯科医院では、ホームケアと歯科衛生士によるメインテナンスを継続的に行うことが重要と考えています。定期的なプロフェッショナルによる質の高いメインテナンスと、皆さんが毎日行うブラッシングやフロッシング等のホームケアが上手く噛み合う事により、お口の健康を保つことができます。

本ページでは、三阪歯科医院でおこなっているメインテナンスを中心にお伝えいたします。

歯周病とメインテナンスの関係

年齢別歯周病の割合

(平成28年度歯科疾患実態調査改変)

日本人の虫歯の本数は年々減少していると言われています。逆に歯周病は20歳代中盤から罹っている人の割合が増え続けています。データを見てみると年齢層が上になるに連れ、中程度・重度の歯周病の割合(4mm以上の歯周ポケット保有者の割合)が大きく上がっています。

歯周病の主たる原因と考えられているのが、歯の表面に付着するプラーク(歯垢)です。 プラークとは食物中の糖を栄養としで細菌が塊を形成したものです。

プラークが付着してから3日ほどで歯肉は炎症を起こし始めるため、ホームケアで常に除去することが重要です。また、深い歯周ポケット内のプラークは歯ブラシでは除去することが困難であるため、歯科医院でのプラーク除去が必要です。

「三阪歯科のお勧めするPOICホームケア」

日々の歯磨きやフロッシングなどは、虫歯は勿論の事、歯周病予防の為に非常に重要な予防手段です。しかしながら、歯周病は軽度では痛みや違和感が少ないので、皆さんが気付かない 間に長い年月をかけて進行していくケースが多い事が問題となります。

ここで重要な事は、歯周病は口腔内に留まらないという事です。具体的には、「糖尿病」「狭心症」「心筋梗塞」「脳梗塞」など、命を落とす重大な疾患との関連性があります。

全身の健康を大きく左右する病気に罹るリスクを最小にする為にも、歯科の検査やメインテナンスで歯周病の状態を知り、改善・維持を持続的に行う必要があります。

「むし歯とメインテナンスの関係」

皆さんは、むし歯と聞くと必ず削って治療をしなければいけないと考えていないでしょうか。実はこれはメインテナンスという概念がなかった頃の古い考え方です。

現在はむし歯であっても実際に歯に穴が開いていないものであれば再石灰化により治癒する可能性や進行が停止する可能性があるため、必ずしも削らずに経過を観る場合があります。経過を観る場合の条件として、お口の環境が良いこと、定期的に歯科を受診していることが挙げられます。

患者さん満足度という要素を重要視しています

定期的な歯科衛生士によるメインテナンスというと皆さんはどの様なものを想像するでしょうか。お口を開いて歯科衛生士が黙々とケアを行い、終了したら待合室に戻り、会計と次回の予定を決め、終わりといった感じでしょうか。

ただただじっと時間が過ぎ我慢する行為というのは、達成感や満足感を感じづらいものです。ましてや、それを定期的に受ける必要があるなると億劫に感じても不思議ではありません。三阪歯科医院では、患者さんのメインテナンス来院時に達成感・満足感を実感いただけるよう、担当歯科衛生士制を導入しています。毎回担当の歯科衛生士がメインテナンスを担当することで患者さんの状況をより理解し些細なお口の変化はもちろんのこと、全身状態の変化にも気付くことができます。

歯科衛生士によるメインテナンスは患者さんの日頃のホームケアの結果が確認出来るイベントでもあります。よく磨けていない箇所などがあればどの様に改善すべきか丁寧にお伝えします。勿論問題がなければその旨をお伝えします。歯科衛生士はホームケアの採点官ではありません。怖がらずに気軽にメインテナンスをお受けください。

三阪歯科医院で行っているメインテナンスの内容

三阪歯科医院では1年ごとに口腔内写真・歯周病の検査をしています。ルーティンでおこなっている内容は以下となります。

  • お変わりがなかったかの確認。
  • 口腔内の確認。リスク部位のある方はそのチェック。
  • 義歯・マウスピースの使用があればそのチェック。
  • 超音波での歯石除去や歯周ポケット内の洗浄(手・機械での歯面清掃です)。必要があればスケーリング・ルートプレーニング(歯周ポケット内の歯石の除去)をすることもあります。
  • 歯周病の重症度、ホームケアの状態、齲蝕・歯周病のリスクに応じて1・3・4・6ヶ月間隔で次回のメインテナンスを提案します。メインテナンス時の状況の良し悪しで間隔は変更します。

1年毎に口腔内写真・歯周組織検査を行いiPadで説明しています。検査結果を患者さんに伝える事により、現状を認識してもらい、その時点での口腔内の注意すべき箇所の有無やホームケア時に重視する内容を伝え、改善を図ります。お口の清掃状況・注意点・リスク部位などは記録用紙に記入しています。


歯周病・メインテナンスに関するQ&A

Q. 定期的にメインテナンスを受けていたのですが、ホームケアの改善も実現し、定期メインテナンスの際も特に問題があるとの説明もない場合は、ホームケアだけでも問題ないのでしょうか。

A. メインテナンスではホームケアだけでは行えない歯周ポケット内のプラーク除去を行っています。また、お口の中の変化はご自身では気づきにくいものです。メインテナンスでは、むし歯、歯周病の再発がないかのチェックも行っています。もともと歯周病のあった方は再発のリスクが高いためホームケアが十分に行えていても3—4ヶ月に1度のメインテナンスをお勧めします。

Q. 歯周病予防の重大さを知り、定期的なメインテナンスを受けようかと考えています。メインテナンスにかかる時間は一回何分間くらいですか?また、長かったり短かったりしますか?

A. メインテナンスにかかる時間はおおよそ45分程度です。1年に1度は歯周病の検査や口腔内写真を撮影するために多少時間が長くなります。また、ホームケアが十分に行えていない場合、上手にできるように説明をするためホームケアの良し悪しにより多少時間は前後します。

Q. 定期メインテナンスは20代・30代でも積極的に受けるべきでしょうか?

A. 歯周病は30代頃から発症する方が多く、早期に対処することで重症化するリスクを下げられます。また、稀に10代後半から急速に歯周病が重症化する方もいます。歯周病は自覚症状が出た時には重症化していることが多いです。20代であってもリスクに応じた定期的なメインテナンスをお勧めします。

Q. 歯磨きの時の歯ぐきからの出血や、起床時の口の乾きが気になります。こういった症状は歯周病からくるものでしょうか。また、ホームケアの改善や定期メインテナンスで、これらの改善は期待できますか?

A. 歯ぐき(歯肉)からの出血は歯周病の典型的な症状です。また、歯周病になると唾液の分泌量が減少します。歯周病の治療を行い、ホームケアの改善・メインテナンスを行うことでこれらの症状が改善することは十分に期待できます。(口の渇きについては、歯周病以外の原因も考えられるため、個々の状態に応じた対応が必要になります。)

Q.加熱式たばこの喫煙者です。燃焼しない加熱式たばこも歯周病との関連性はありますか?また、喫煙者は定期メインテナンス・ホームケアの質を悪くする原因となりますか?

A. 喫煙は歯周病を悪化させ、治癒を悪くする大きな要因です。我々は喫煙者のかたには必ずその旨を説明し、禁煙を勧めています。それは加熱式たばこでも同様です。

Q.歯垢や歯石を除去するSRPという治療は痛みや出血を伴う事があると聞きました。SRPについて教えて下さい。

A. SRPでは、「スケーラー」という器具を使用し歯石を除去します。高い技術が要求され、熟練した技術を持つ歯科衛生士が施術します。

SRPに限らず口腔内で出血を伴う処置はたとえ歯磨きであっても一過性の菌血症を引き起こします。これらの処置は、行うことによる菌血症のリスクよりも行わないことによる歯周病進悪化のリスクの方が大きいために行われています。

そもそも歯周病で歯周ポケット内から出血するということは、歯周ポケットの内の粘膜が炎症により潰瘍になっている状態です。潰瘍ができているということは粘膜上皮のバリアがないので細菌は体内に入りたい放題です。このような状態を改善するためには、一過性の菌血症を引き起こしたとしてもSRPを行うことが重要です。

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