2010年10月31日
本日、北九州学術研究都市会議場で行われた歯科保健大会に、
ブラッシング指導で参加してきました。
1年に1度、高齢者や小中学生のよい歯の表彰式や、
基調講演、公開フォーラムなどが行われています。
4年前のこの大会は、院長が所属している遠賀歯科医師会が担当をし、
院長は大活躍だったみたいですよ!!
今大会では、西日本新聞社編集委員の佐藤弘さんが
「口は命の入り口 心の出口」という題で講演が行われました。
佐藤さんは、西日本新聞の「食卓の向こう側」を連載し、
本にもなっています。
⇒西日本新聞「食卓の向こう側」
お母さんになることって、こんなに素敵なことなんだよ。
何のために生まれてきたの?って思っていたけれど、
この子に会うためなんだと、
出産後のお母さんの言葉が挙げられていた一方、
望まれず生まれた赤ちゃん、
臨月間際で、おなかの中で亡くなった赤ちゃんを産まなくてはならない
お母さんの姿、様子がことばでなのですが、
スライドで流れ・・・、
涙が出そうになりました。
公開フォーラムでは、
現在、よろこんで食事ができない子、
うまく噛んで、ごっくんと呑み込めない子が増えているという報告が
ありました。
これは、離乳期に問題があり、
食べることは、学習をして身についていくことなのですが、
それが、徐々に段階を踏まずに離乳したことによる学習不足で、
このような問題が生じてしまっているとのことでした。
これは、核家族化が進み、
お母さん自身が食事を作れない、自分が食べていないから
子どもに食べされられるわけがない。
社会の変化も大きな要因の一つになっているということでした。
親の無知識が子供に与える影響はとてつもなく大きく、
これは虐待と言っても過言ではないとの、佐藤さんのご意見でした。
私はこういう親にはならない、と思っていても、
自分一人では何にもできません。
しかし、いざ子供を育てるとなると、どうしてよいのか右も左もわからない場合、
私には、相談できる人が周りにはたくさんいるので、
不安はありませんが、
そういう相談ができないお母さんは、不安でたまらなく、
虐待や放棄してしまうのでしょうか・・・。。。(T_T)
食や、お口を通し、
大変身近に起こっている、現代のさまざまな問題点を改めて知りました。
どうなっていくのかな・・・、
今の子供たち、これから生まれてくる子供たちが
幸せで過ごせる世の中に、、、、。
子どもたちが平等に幸せを受け取ることができる世になればと。
そう思うと、自分がとても恵まれていることに気が付きました。